土用の丑の日は、うなぎを食べて夏の暑い時期を乗り切るために栄養をつける!と言う習慣があります。
美味しいうなぎを食べられるのは嬉しいのですが、土用ってなに?丑の日とは?なぜ、うなぎを食べるの?と分からないことばかり(^^;)
今日は、土用の丑の日の由来についてご紹介したいと思います。
そもそも土用とは?
日本では、二十四節季に基づき春分や秋分、立春、立秋、大寒と言った「季節を表す言葉」があります。ですが、二十四節季は中国の戦国時代に気候に合わせて考え出されたもので、日本の気候と合わない時期も。それを補うために考え出されたのが
・節分
・彼岸
・社日
・土用
・八十八夜
・入梅
・半夏生
・二百十日
・二百十日
などの「雑節(ざっせつ)」と言われる季節の区分です。これが日本でいう旧暦で、この「雑節」に基づき、立春・立夏・立秋・立冬の前の各18日間を「土用」と呼んでいます。
つまり、土用は春、夏、秋、冬の年に4回ある「期間」のことなんですね。
丑の日とは?
「丑」は十二支。季節、方位、時間などを表すのにも使われていました。旧暦では1年365日すべてに十二支を割り振っており、この2つが重なった日が「土用の丑の日」となります。
土用が18日程度あるので、その間に丑の日は1日~2日あることになります。
なので「土用の丑の日」は、年に1回ではないのです。
土用の丑の日 うなぎを食べる由来は?
諸説ありますが、夏バテしないよう 夏の土用(7月20日頃から8月6日頃)に、卵やしじみ、あんころ餅など精の付くものをよく食べたとか。今でも「土用卵」「土用しじみ」「土用餅」と言う言葉が残っているくらいです。
また「丑の日」にちなんで、「うどん」「梅干し」「瓜」など「う」の付くものを食べて無病息災を祈願したとも言われています。
そこで、登場するのが江戸時代の中ごろに万能学者として活躍した平賀源内のエピソード。
夏場にうなぎが売れないので何とかしたいと鰻屋に相談され「本日、丑の日」と書いた張り紙を出したところ大繁盛。これが「土用の丑の日」に、うなぎを食べる風習が生まれたきっかけになったと言う説もあります。
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