そろそろおせち料理の支度にとりかかる時期ですね。
昆布巻きは、郷土色が強く出るおせち料理ですが
中身は「ニシン」を巻くご家庭が多いのではないでしょうか?^^
今日は昆布巻きにどうしてニシンを巻くのか?そのいわれや
意味をお伝えしたいと思います。
ニシンってどんな意味がある魚?
鰊(にしん)は、江戸時代から北海道の日本海側で盛んに漁が行われ
最盛期(1897年頃)には、年間100万トン近くの漁獲高を誇り、
漁村には立派な木造のお屋敷「鰊御殿」が次々と建てられました。
また、北海道ではお米が取れなかったことから、北海道の唯一の藩
松前藩の年貢として納められていたことから
「魚に非(あらず)米のごとし」と言われ、
「鯡(にしん)」とも書くようになりました。
それらのことから、漁師たちに富をもたらした鰊(にしん)は
「二親(にしん)」=両親、父母という意味に例え、
その恩恵の大きさは計り知れない、父母のようだ。
と言う意味が含まれていたようです。
こんぶの意味は?
昔は海藻の意味で「広布(ヒロメ)」と呼ばれ、
末広がりである昆布の形状に由来しており
結婚披露宴を「おひろめ」と呼ぶ語源も
この‘ヒロメ’から来ていると言われています。
その「広布」が音読みされるようになり、現在の「こんぶ」と
呼ばれるようになったと言う説があります。
「昆布」は「よろこぶ」と言った語呂合わせと共に
旺盛な繁殖力から、子孫繁栄を願い「子生」や
結納品では「子生婦」という字が当てられ
お祝い事には欠かせない縁起物とされています。
また「養老昆布(よろこぶ)」に通じ、不老長寿の意味が
あるとも言われています。
昆布巻きにニシンを巻く意味
縁起物の「昆布」でニシンを巻くのは
二親(ニシン)両親から子どもが生まれるよう願う(子孫繁栄)
昆布「養老昆布(よろこぶ)」で「二親(にしん)」父母の不老長寿を願う
と言う意味から来ていると言われてます。
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