今年ももうすぐ終わり。
一年はあっという間ですね(^^;)
さて、お世話になったあの方に「お歳暮」を贈る季節になりました。
今日は、お歳暮っていつ頃までに送ればいいの?
お返しや、喪中の時は?などお歳暮のマナーについて
贈る側、贈られる側、双方の立場で見てみたいと思います。
そもそもお歳暮ってどうして贈るの?
お歳暮とは年の暮れのことを意味し、新年に神様をお迎えするために
嫁いだ娘や分家が本家や親元に供え物を持って行ったことが
現代の「お歳暮」の由来のようです。
お世話になった方に感謝の気持ちを込めて年末に贈る
贈り物が「お歳暮」と呼ばれるようになりました。
本来なら直接お伺いして、日頃のお礼を伝えると共に
手渡ししたいところですが、住まいが遠く離れていたり
先方の都合などもあり、店舗から直送することが増えています。
直送する場合は、無封の添え状(送り状)を同封したり、
特に年配の方は、荷物が届く前にハガキか手紙を出すのが作法と言う方もいます。
・封をしない(封をすると郵便扱い)
・お店によっては、断られる(事前に確認を)
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正式には「事始めの日」というお正月をお祝いする準備を始める
12月13日から12月20日までに届くように
贈るものとされています。
地域によっても差がありますが、遅くても25日頃までには
届くように贈るのが無難です。
ですが、お正月用として生鮮食料品・生ものを贈る場合は
反対に遅めの年末ぎりぎりに届くようにすると喜ばれますし親切です。
その際、留守で受け取れない場合もありますので
相手方の都合も考え、生鮮食料品・生ものを贈る時は
その旨を伝える挨拶状を品物が届く前につくように出しておくといいようです。
相手に不幸があった時や自分が喪中の場合は?
贈るのは「お世話になり、ありがとうございました」と感謝の気持ちで贈るもの。
お祝い事ではないので、送り側や、相手側が喪中であっても大丈夫です。
また、贈るのであれば四十九日の間を避け、
四十九日を過ぎた忌明けの1月7日(松の内)以降
関東地方では1月7日(松の内)まで、関西地方では15日までが
「御年賀」としての意味合いが強くなるようですので
時期をずらして、1月上旬から2月4日頃までに
「寒中御見舞」や「寒中御伺」として贈る方法もあります
いずれにしても、「御年賀」という表書きにしてはいけません。
このときのマナーですが、喪中に贈る場合は熨斗を水引を紅白や金にせず
白い紙にするのが無難です。
購入先(お店)で、喪中に送る際、それに合う熨斗を
用意してあるところもあるので、聞いてみるといいですよ^^
先方にご不幸があったわけではないので、通常と同じように贈れますが
中には喪中の方からの贈り物を気にされる方もいます。
四十九日が過ぎていれば、上記したように水引を掛けず
白無地か無地の短冊に、表書きは「お歳暮」とします。
時期がずれてしまったら「寒中御見舞」や「寒中御伺」として
贈りましょう
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お歳暮のお返しはどうすればいいの?
基本的にお歳暮は「お世話になった方」に感謝の意味を込めて
贈るものなので、お返しをする必要はありません。
ですが、お歳暮が届いたらなるべく早めに(できれば3日以内)に
お礼状を書くのが良いでしょう。
電話で。。。と言う方もいますが、それは略式になりますし
お相手の時間を割いていただくことになります。
親しい間柄なら、それでもかまいませんが
お礼状を送るのが正式です。
例文付きでまとめましたので、こちらを参考にしてくださいね^^
⇒お歳暮のご挨拶(添え状)とお礼状の書き方のポイントは?【例文】
まとめ
最近では、親しい友人同士で贈りあうこともりますし
お歳暮は、感謝の気持を伝えるものですので、
誰に贈る、贈らない、と言うことはありません。
また、「これから先も親しくお付き合いしたい」と思う方に、
毎年贈り続けるものなので、一度だけ贈るのは失礼になります。
ただし、特にお世話になった方に、今年だけでも贈りたい場合は、
表書きを「お歳暮」ではなく「御礼」として贈るようにしましょう。
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