子供のころから、そういう行事があることは知っていても、
意外と「どんなことをして過ごせばいいの?」「楽しみ方ってある?」
なんて言う方も多いのではないでしょうか?
今日は「中秋の名月の楽しみ方」をご紹介したいと思います^^
そもそも、中秋の名月ってなに?
中秋の名月に「お月見をする」と言う風習は、
古く中国から伝わり、五穀豊穣をお祝いする「収穫祭」であった
との説が有力です。
この時期に収穫できる代表的な芋類などをお供えしたので、
別名「芋名月」という呼び名もあるほどです。
こちらにも詳しく書いてみたので、よかったらご覧ください。
⇒「中秋の名月」って何?その由来や意味は?うんちく編
欠けたところの無い満月は、豊穣の象徴だったそう。
お供え物をして、感謝や祈りをささげていたようです。
現在の中国では中秋節と言い、欠けがない満月=家族円満・完璧などを
意味することから 嫁いだ娘や、家族と離れて住んでいた者も生家に戻り、
一緒に月を拝み愛でながら一家団欒の時間を過ごす家庭が多いとか。
その際、月餅・里芋・枝豆・栗などをお供えする家庭が多いのは、
遠い昔「収穫祭」の性格を残しつつ、丸いものを食べ、家庭円満、
家族の幸せを願う強い気持ちが受け継がれているからだと思います。
中秋の名月の楽しみ方は、「丸い」をキーワードに♪
日本では、お月見団子が一般的ですが、これも穀物の収穫に感謝し、
米を粉にして丸めて作ったのが始まりとされています。
我が家もそうですが、今ではお月見団子を作る家庭も
減ってしまったように思います。
上記の中国のように、「幸せを願い丸いものを家族で食べる!」というのは
どうでしょうか^^
お饅頭やどら焼き、ホットケーキ。甘いものが苦手なら、
蕎麦やうどんに生卵を割りいれた「月見そば」「月見うどん」も
おいしいですよね!
また、お酒に月を映し出し、飲む「月見酒」もオツなもの。
食卓を月の見える窓際やベランダ、お庭に移し
テーブルにはススキだけでなく、秋の七草を飾るのも素敵です。
[note]秋の七草
・撫子(ナデシコ)
・葛(クズ)
・萩(ハギ)
・桔梗(キキョウ)
・藤袴(フジバカマ)
・女郎花(オミナエシ)
・尾花(オバナ/ススキのことです)
[/note]
中秋の名月を日本科学未来館のイベントで楽しむ!
東京・お台場にある国立の科学博物館「日本科学未来館」では
下記のイベントが行われています。
9月1日(月)~8日(月)(9月2日を除く)の通常開館時(10:00~17:00)には、
日本科学未来館のシンボル!直径約6mの「Geo-Cosmos」に月の表面データを映し、
昼間から「お月見」ができます。
さらに、9月5日(金)6日(土)には「大人のナイトミュージアム」と題して
閉館時間を2時間を延長。
雅楽の演奏会や、月と人間の関係を語らうトークイベント、
お月見にちなんだ関連実演が行われるそうです。
[tip]
通常の入場料(大人 620円 18歳以下 210円)で、
延長時間も楽しめるイベントです!
「大人のナイトミュージアム」開催時間
9月5日(金)17:00~21:00(最終発券・入場20:30)
9月6日(土)17:00~20:00(最終発券・入場19:30)
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まとめ
「中秋の名月」の楽しみ方、過ごし方はいかがでしたか。
静かに月を眺めるもよし、家族でワイワイと過ごすもよし^^
個々それぞれ思い思いに楽しめる
素敵な時間になることを願っています。
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