フォローアップミルクって正直よく分からないと言う方も多いのではないでしょうか。
普通のミルクと何が違うの?牛乳との違いは?そもそも必要なの?などなど、1歳前後の子を持つママはどの道に進めばいいのか迷ってしまいますよね。
今日はフォローアップミルクについてその違いや飲ませる時の考え方をお伝えしたいと思います。
フォローアップミルクと普通のミルクの違いは?
育児用の粉ミルクもフォローアップミルクも牛乳成分を基に作られていますが、普通の粉ミルクは、その成分にはさまざまな工夫がされており限りなく母乳に近づけて作られています。母乳が出ない時など母乳の代わりに赤ちゃんに飲ませることが出来ます。
一方で、フォローアップミルクは牛乳の成分に似せて(牛乳により近い)作ってあります。
違いはフォローアップミルクの方が、脂肪分が少なく、鉄分、たんぱく質、カルシウムなどを強化して作られていると言う点です。
フォローアップミルクは必要?
赤ちゃんは生後5~6ヶ月頃までは、お母さんの体内にいた時に蓄えた「貯蔵鉄」で十分に足りていますが、成長と共にどんどん消費されて行きます。
鉄が足りなくなってきた頃に離乳食が始まるので、食べ物から補っていかなければならないのですが、なかなかうまく進まなかったり食べる量が少ないと離乳食後期の生後9か月頃に「鉄欠乏性貧血」になることがあります。
フォローアップミルクは、離乳食から十分な栄養がとれていないかな?と言う場合の補完食品と考えましょう。離乳食で鉄分などがきちんととれていれば大丈夫。必ずしも9カ月になったらフォローアップミルク!と言うわけではありません。
ちなみに。。。。
ですが吸収率にかなりの差があり、母乳の鉄は50%程度が吸収されて働くのに対し、牛乳成分から作られる【ミルク】の鉄は10%しか吸収されないと言われています。
フォローアップミルクと牛乳の違いは?
牛乳にはカルシウムやたんぱく質が豊富に含まれており、幼児の成長期には大切な栄養となります。とは言え鉄が少なくある種のビタミンも不足しています。吸収率もあまりよくありません。
まだ消化機能が発達段階にある赤ちゃんのお腹には負担になってしまうことも。
また牛乳はたんぱく質濃度が高いため、アレルギーを引き起こす心配もあります。
離乳食から鉄分を補給できるのが理想ですが、それが出来ていない場合、母乳や粉ミルクから鉄の少ない牛乳へ切り替えると「牛乳貧血」と言われる鉄欠乏性貧血を引き起こすことがあります。
このような場合は注意深く見てあげる必要があります。牛乳で食欲が満たされてしまうと食事から十分な鉄分を取ることが出来ません。
フォローアップミルクは牛乳までの橋渡し的な存在、牛乳は離乳食が完了する1歳6ヶ月を目安にして完了後に始めるのがおすすめです。
まとめ
まず離乳食には赤みのお肉、レバーや青菜など鉄分の多い食べ物を積極的に取り入れて行くようにしましょう。
ムラ食いや食が細くて。。。。と言う場合は、フォローアップミルクに頼ってみる!と言うスタンスで良いと思います。
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