夏休みの宿題の難関と言えば、読書感想文!
ただ「本を読んで思ったように書いてみなさい」と言っても、小学生には難しい。
でも、教える親も「どうやって?」と悩みますよね。
そこで、小学生低学年でも書ける簡単な書き方・教え方のポイントをご紹介したいと思います。
読書感想文を書くための簡単なコツ
本を読んで「感想」を書いて伝えるのは、大人でも難しいもの。
そこで、はじめ、中、おわりと言う「型」にはめて書くと、構成もしやすく
ぐっと書きやすくなります。
よく「読書感想文は子供が書くのだから、本は子供に選ばせるのが良い」と
聞きますが、子供は絵が可愛かったり「おもしろそう」と直感で選びがち。
経験上、感想文が書けるかどうか?の視点から
ある程度 親が内容を確認してあげた方が、書くときに楽です(笑)
では実際に本を読みながらお子さんに「おもしろい」「気になった(印象に残った」箇所に
付箋を貼ってもらいましょう。
ただし「おもしろい!」とペタペタ貼ってしまうと、後でまとめにくくなりますので
3~5か所まで!と決めておきましょう。
その後はお母さんも読んでくださいね(笑)10分もあれば読めてしまうと思います。
子供が付箋を貼った部分を「どういうところが気に入ったのだろう」などと
考えながら読んでください。
お子さんが本の内容に集中できるようなら、一緒に読んでみるのも
楽しいかもしれません。
感想文の大体を占める「中」から考えると書きやすい
お母さんも本を読み終えたら、お子さんが付箋を貼った箇所を
「どうして貼ったのか?」インタビューしてください。
「何が面白かった?(読んで)どんな気持ち?」「OOについてどう思った?」
「こんな時、自分だったらどうする?」など、突っ込んで聞いてみましょう。
最初のうちは、「よかったと思ったから」「面白かったから」程度しか
出てこないかもしれませんが、お母さんも内容を知っているので
「どういうところが?」と突っ込んで聞いてみてくださいね。
ただの「面白かった!」から、内容に対する自分の気持ちや考えなどが出てきて
表現に幅が出てきます。
そこをすかさずメモしてください。
さて、付箋を貼った箇所の中でもインタビューをしていくと
特に気になったんだな、と思える本の内容が出てくると思います。
そこをピックアップして感想文を書いていきます!
もちろん、付箋の箇所を全部入れてもいいと思いますが
あまり書く内容が多いと「おわり」でまとめる時に大変です。
感想文の書き出しとまとめ方は?
はじめ
例
・どうしてこの本をえらんだか
・どうして読んでみたいと思ったか
・本の帯などの表現を引用して
「~~~~こう書いてあったから、読んでみたいと思いました」
と言うのもおススメです。
中
ここは、先ほどお子さんにインタビューした内容をもとに
まとめます。
おわり
おわりは、一番伝えたいこと 感じたことを簡潔に書けばOK!
(「中」の内容から繋げます)
例
・私も○○出来るようになりたいです。
・ぼくも冒険してみたいなと思いました。
・ぼくも○○みたいに、勇気を出してやってみたいです。
など。
「~~が面白かったです。理由は○○だからです。
ぼくもやってみたいです。」
と、箇条書きになってしまうこと。読書感想文としてはイマイチですよね。
そこで「接続詞」のそれぞれの意味を一緒に考えながら
使うようにすると、文章を書く力も付いてきます。
・前の文と後の文の意味が逆でえつなげるとき
例「でも」「しかし」「ところが」「けれども」
・前の文の内容を、説明するとき
例「なぜなら」「だから」
・前の文の内容を言い換えたりまとめるとき
例「それに」「また」
さらに、まとめ上げて。。。
いざ本番!作文用紙に書き始めましょう。
まとめ
小学生低学年のうちは、お家の方と一緒に書く方が断然早く終わります^^
多少、面倒だなと思うかもしれませんが、お子さんが大人になった時
夏休みの風物詩として思い出に残っているかもしれませんね。
コメント